PG1BBCトーナメントは他のG1とは大きく異なる。G1は通常6日開催だが、BBCトーナメントは4日間開催。そして得点率制ではなくトーナメント形式である。
 トーナメントは「3着以内」が条件だ。初日の1回戦で3着以内に入れなければ、その時点で脱落確定。2日目の準々決勝は1回戦の着順と選出順位、3日目の準決勝は準々決勝の着順と1回戦の着順でレース番号と枠番が決まる。出場が決まれば、本番は皆平等というSGや他のG1とは違い、BBCトーナメントは選出順位の差が好枠獲得、上位進出の可能性の差になる。選出上位組が3日連続で1枠をもらうことも十分ありえるのだ。舟券を買う側も「いつもとは違う」と考えて臨みたい。
 短期決戦のG1に挑むのは、SGクラスの豪華メンバーだ。1回戦好枠となる優先出場者は、賞金トップを快走する峰竜太(佐賀)を筆頭に、石野貴之(大阪)前本泰和(広島)濱野谷憲吾(東京)原田幸哉(長崎)平本真之(愛知)遠藤エミ(滋賀)羽野直也(福岡)と今年のSG、PG1優勝者がズラリ。グランプリ、クイーンズクライマックスを前にどのような走りを見せるのか。前回覇者の寺田祥(山口)、今年のファン感謝3Daysバトルトーナメントで優勝した片岡雅裕(香川)も優先出場。潮位差のある海水の競走水面に慣れているうえ、短期決戦の走り方を心得ている。
 地元徳島支部からは興津藍(徳島)が出場する。今年は10月末現在でV3と昨年ほどの勢いはないが、地元のアドバンテージを活かしたい。この時期特有の強い追い風への対応力が違う。女子では、守屋美穂(岡山)が10月津G2で優出するなど調子を上げてきた。すでにG2混合戦では優勝歴があり、現役女子3人目のG1混合戦Vに期待が高まる。
 BBCトーナメントは選出順位が影響するG1だが、決勝戦の枠番だけは「抽選」となる。初回大会は田村隆信、第2回大会は寺田が、ともに準決勝3着から優勝戦1枠を引き当てて優勝した。3回目の今節はどのような決着となるか。優勝すれば、来年3月の大村クラシック出場権が手に入るのも魅力だ。