2月は全国6地区でGⅠ地区選手権が行われる。6地区の先陣を切るのが
鳴門・四国地区選だ。徳島と香川の2支部で争われる四国は対決要素が強い。
加えて今年はGⅠ初のモーニング開催で、より注目度が高まる。

 今年、鳴門では11月にSGチャレンジカップが開催される。出場34名を目指し、例年以上に徳島勢は賞金獲得に力が入るだろう。地元のGⅠは獲得賞金アップの大チャンス、香川勢にタイトルを渡すわけにはいかない。
 そんな渦潮軍団を率いるのは、エース・田村隆信だ。昨年は3月のGⅠ三国周年で優勝し、SGグランプリシリーズに出場。5年ぶり3度目の地区選Vを狙う。前回の丸亀大会覇者の興津藍も昨年グランプリシリーズに出場、連覇達成で地区選V4となるか。
 今大会の目玉レーサーと言えば、「超伸び型」で昨年V6と旋風を巻き起こしている菅章哉だ。伸び型仕上げで活躍する若手は何人かいるが、内寄りでも勝てるのは菅だけ。チルトを使い分けて「コース不問の自在水面」鳴門で大暴れする。
 昨年V5とコンスタントに活躍した市橋卓士や、昨年三国MB大賞でGⅡ初Vを飾りグランプリシリーズで初のSG予選突破を果たした山田祐也、2年連続年間V5の島村隆幸ら若手も楽しみ。62回大会覇者の河野大は1月から初のA1級に昇格し、2度目の地区選優勝を目指す。

 総合力なら香川支部に軍配が上がる。若手では中田元泰が昨年GⅠ2優出、石丸海渡は三国周年で優出とGⅠでの活躍が増えてきた。近江翔吾もルーキーでは格上の存在感を放ち、GⅠタイトル獲得も時間の問題だろう。ベテランの三嶌誠司は54期連続A1級継続中と安定感があり、59回大会では田村、興津ら徳島勢4人を相手に優勝している。
 昨年記念クラスでの目立った活躍が見られなかった森高一真片岡雅裕だが、実力は誰もが認める上位クラス。ともに四国地区選の優勝はなく、この地区選を制して来年のSGクラシック出場権獲得を狙ってくるだろう。
 全国屈指の強さを誇る香川レディースにも注目したい。2021年12月20日現在、香川支部には11名の女子選手が所属しているが、そのうち平高奈菜平山智加西村美智子の3名が昨年のPGⅠクイーンズクライマックス(福岡)に出場した。42回大会覇者の山川美由紀に、松尾夏海中村桃佳のA1級3名を加え、総勢6名でタイトル獲得へ挑む。
 メンバー最年少の中村日向は今回がGⅠ3戦目、1月の大村周年の結果次第ではGⅠ水神祭を目指すシリーズになる。