レース展望

10月も下旬に入り、秋が深まる時季になってきた。今シリーズは男女混合の4日間の短期決戦で1つも気が抜けない戦いとなりそう。
谷村一哉（山口）は前回1月の当地参戦時は優出も、道中のアクシデントで残念な落水となったが、常に高い旋回技術を発揮させて好機を逃さない。山本修一（岡山）は8月宮島で今年初V後も大崩れが少なく、当地初Vへ今度こそという意気込みで乗り込んでくる。
海野康志郎（山口）は重量級だが、前回当地4月戦は優出。パワー出しに定評があるだけに、今回も好走に期待だ。松下一也（静岡）は当地参戦が4年10カ月ぶりと久々で、序盤は様子をうかがう必要がある。
地元の興津藍（徳島）と一宮稔弘（徳島）は近況波に乗れずどちらも勝率を落としている状況だが、走り慣れた水面をアドバンテージに勝負強さを見せたい。松井賢治（兵庫）は夏場に調子を落としていたが、9月尼崎で今期初優出を決めて復調の兆しを見せている。
ベテラン勢が元気いっぱいで、丸尾義孝（徳島）は9月びわこマスターズリーグと当地戦で連続優出。3期ぶりのA1級復帰へ射程圏に入っている。福田雅一（香川）、一瀬明（東京）、上瀧和則（佐賀）も加わり優勝争いが白熱化する。
女子は地元の淺田千亜希（徳島）や赤井睦（徳島）をはじめ、池田紫乃（長崎）といったところがシリーズに華を添えていく。